検索結果（新共同訳）

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bel 12

そして、明朝早くおいでになって、ベル神が全部食べてしまわれたのを御覧になれない場合には、私どもは死を甘んじて受けましょう。しかし、その反対であったならば、我々を陥れようとしてうそをついたダニエルこそ死ぬべきです。」

bel 13

祭司たちは事態を軽く見ていた。というのは、彼らは、供物台の下に、隠し扉を作っており、いつもそこから入っては供え物を飲み食いしていたからである。

bel 14

さて祭司たちが出て行くと、王はベル神に食物を供えた。一方、ダニエルは自分の召し使いたちに命じて灰を運んで来させ、王しかいないのを確かめてそれを神殿中にまかせた。それから、皆、外に出て扉を閉め、王の指輪で封印し、立ち去った。

bel 15

夜になり、いつものように、祭司たちとその妻や子供たちがやって来て、すべてを食い、飲み尽くした。

bel 16

その翌朝、王は早々と起きてやって来た。ダニエルも一緒だった。

bel 17

王は言った。「ダニエルよ、封印に異常はないか。」ダニエルは、「王様、異常はございません」と答えた。

bel 18

王は扉が開かれるとすぐに、目を供物台の上に注いだ。王は大声で叫んだ。「偉大なるかなベル神よ、あなたには一かけらの偽りもない。」

bel 19

しかしダニエルは笑って、王が中に入らないように押しとどめ、「その床を御覧ください。あの足跡がだれのものかをお調べください」と言った。

bel 20

王は、「なるほど、これは男と女と子供との足跡だ」と言い、

bel 21

憤って、祭司たちをその妻や子供たちと共に捕らえさせた。ついに彼らは、供物台の上のものを平らげるために出入りした隠し扉を王に示した。

bel 22

王は彼らを処刑し、ベル神の処置をダニエルに任せた。ダニエルはベル神とその神殿を打ち壊した。

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