検索結果（新共同訳）

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2ma 2:31

他方、文章を簡潔にし、煩雑なことに立ち入らないのは、我々要約者の仕事として当然ではないか。

2ma 2:32

前置きはこれぐらいにして話を始めることにしよう。いつまでも物語の入り口にとどまって、本題をおろそかにするのは愚かなことである。

2ma 3: 1

◇ヘリオドロスの物語　さて、聖なる都は、完全な平和のうちに治められ、律法も非常によく守られていた。それは大祭司オニアの敬虔と悪への憎しみによるものであった。

2ma 3: 2

当時は、諸国の王も聖地に敬意を払い、最上の贈り物をもって神殿に栄光を増し加えていた。

2ma 3: 3

アジアの王セレウコスでさえ、いけにえに要するすべての出費を、王国の歳入から提供していた。

2ma 3: 4

ところがビルガ族の出身で、神殿総務の長であるシモンという男が、都の市場の経営方針をめぐって、大祭司と衝突した。

2ma 3: 5

形勢不利と見た彼は、当時コイレ・シリアとフェニキアの総督であった、トラサイアスのアポロニオスのもとに行き、

2ma 3: 6

「エルサレムの宝庫には莫大な金があふれています。しかもいけにえのために使われている様子はないので、これを王の権限下に置くことが可能です」と告げた。

2ma 3: 7

アポロニオスは王に謁見のおり、自分に密告のあった金について報告した。すると王は、宰相ヘリオドロスを選び、くだんの金を運び出せとの命令を与えて派遣した。

2ma 3: 8

コイレ・シリアとフェニキアの町々の視察という名目で、ヘリオドロスは即刻出立した。しかし、実は、王の命令を実行するためであった。

2ma 3: 9

エルサレムに到着した彼は、都の大祭司から友好的な歓迎を受けた後、例の情報と来訪の真意を告げ、聞き及んだ事について問いただした。

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