検索結果（新共同訳）

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2ma 7:16

彼は王を見つめて言った。「あなたは朽ちるものであるのに、人々に君臨し、何でも好き勝手なことをしている。しかし、わが民族が神から見捨てられたなどとゆめゆめ思うな。

2ma 7:17

やがてあなたは、神の力の偉大さを思い知るだろう。神はあなたとあなたの子孫を苦しみに遭わせるからだ。」

2ma 7:18

それから六番目の者が引き出された。彼は死を目前にしてこう言った。「思い違いも甚だしい。我々は我々の神に対して罪を犯したため、このような目に遭っているのだ。いかなる罰であろうとも致し方ない。

2ma 7:19

しかし、あなたは神を敵にしたのだ。ただでは済まないぞ。」

2ma 7:20

それにしても、称賛されるべきはこの母親であり、記憶されるべき模範であった。わずか一日のうちに七人の息子が惨殺されるのを直視しながら、主に対する希望のゆえに、喜んでこれに耐えたのである。

2ma 7:21

崇高な思いに満たされて、彼女は、息子たち一人一人に父祖たちの言葉で慰めを与え、女の心情を男の勇気で奮い立たせながら、彼らに言った。

2ma 7:22

「わたしは、お前たちがどのようにしてわたしの胎に宿ったのか知らない。お前たちに霊と命を恵んだのでもなく、わたしがお前たち一人一人の肢体を組み合わせたのでもない。

2ma 7:23

人の出生をつかさどり、あらゆるものに生命を与える世界の造り主は、憐れみをもって、霊と命を再びお前たちに与えてくださる。それは今ここで、お前たちが主の律法のためには、命をも惜しまないからだ。」

2ma 7:24

アンティオコスは侮辱されたと感じ、その声に非難の響きを聞き取った。彼は、いちばん末の息子がまだ生きていたので、言葉で勧告するだけでなく、誓いをもって、「もし先祖の慣習を捨てるなら、富と最高の幸福を保障し、王の友人として遇し、仕事も与えよう」と約束した。

2ma 7:25

だが、若者が全く耳を貸そうとしないので、王は母親を呼び寄せて、少年を救うために一役買うようにと勧めた。

2ma 7:26

王があまりに強く勧めるので、母親は息子を説得することを承知した。

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