検索結果（新共同訳）

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2ma 9:15

また、わたしはユダヤ人など埋葬に値せず、鳥のえさぐらいに考えて、幼子もろとも猛獣に投げ与え、後は鳥のついばむにまかせようと思っていましたが、そのユダヤ人全員を、アテネ市民と同等なものといたします。

2ma 9:16

さきに略奪した聖なる神殿を最上の奉納物で飾り、すべての聖なる祭具は何十倍にもして返し、いけにえのための経費は、自分の収入で賄います。

2ma 9:17

更にわたし自身もユダヤ人となり、神の力を宣べ伝えるために、人の住む所は、どこへでも参ります。」

2ma 9:18

◆アンティオコスのユダヤ人への手紙　しかし激痛が全く去らなかったので――神の正しい裁きが下ったからである――彼は、絶望のあまり、ユダヤ人に向けて次のような哀訴の手紙を書いた。その内容は、以下のとおりである。

2ma 9:19

「王であり総司令官であるアンティオコスより、善良なユダヤ人市民に深甚なる挨拶を送り、健康と繁栄を祈る。

2ma 9:20

もし、あなたがたが健康であり、子供と財産もあなたがたの望みどおりになっているのなら、天に希望を抱いているわたしも、大いに神に感謝するものである。

2ma 9:21

病に倒れてみると、あなたがたから受けた尊敬と好意が懐かしく思い出されてくる。ペルシア地方から引き返す途中、わたしは、やっかいな病気にかかり、万人の安全を配慮する必要を痛感している。

2ma 9:22

わたしは、この身に起きたことについて、絶望しているわけではなく、回復の希望を大いに抱いている。

2ma 9:23

かつてわたしの父は、北方に遠征したときに、後継者を任命したが、それは、

2ma 9:24

万一何か予期に反することが起こったり、面倒な知らせが届いたりしたときに、その地方の人々が、だれに後事が託されているかを承知していれば、騒ぐこともないという理由からであった。今わたしはそれを思い出し、

2ma 9:25

更に、王国の近隣の領主たちが折をうかがい、事の成り行きに注目しているのを知って、ここにわたしも、息子のアンティオコスを王に指名する。わたしが北方諸州に急行した際、あなたがたの多くの者に再三託し、かつ推薦したあの息子である。ここに記したことを、わたしは彼にも書き送ってある。

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