検索結果（新共同訳）

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bel 23

◆竜神の物語　さて、一匹の巨大な竜がいた。バビロニア人たちは、これをあがめていた。

bel 24

王はダニエルに言った。「この竜が生ける神ではない、といかにお前でも言えまい。これを礼拝せよ。」

bel 25

ダニエルは王に言った。「わたしは、わたしの神である主を礼拝します。その方こそ生ける神だからです。

bel 26

王様、お許しをいただければ、剣も棍棒も用いずに、この竜を殺してみせましょう。」王は「許す」と言った。

bel 27

そこで、ダニエルは、ピッチと油脂と毛髪とを取り、一緒に煮て、だんごを作り、竜の口に入れた。竜はそれを呑み込むやいなや体が裂けた。ダニエルは言った。「御覧ください。これが、あなたがたがあがめていたものです。」

bel 28

バビロニア人たちは、このことを聞いて非常に怒り、王に抗議するために集まって、言った。「王はユダヤ人になってしまった。ベル神を打ち壊し、竜神を殺し、その祭司たちを滅ぼした。」

bel 29

そして王のもとにやって来て言った。「ダニエルを我々に渡してください。さもなければ、あなたと御家族のお命をいただきます。」

bel 30

王は、彼らがあくまでも主張するのを見て、しかたなしに、ダニエルを彼らに渡した。

bel 31

彼らは、ダニエルを獅子の洞窟に入れた。彼はそこに六日間入れられた。

bel 32

ところで、その洞窟には七頭の獅子がおり、毎日、人間二人と二匹の羊がえさに与えられていた。しかしこの度は、ダニエルを食い尽くさせるために、何もえさを与えていなかった。

bel 33

さて、ユダヤに預言者ハバククがいた。彼はシチューを作り、パンを裂いて器に入れ、刈り入れをしている人たちに届けるため、畑に行くところだった。

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