検索結果(新共同訳)
- ↑ ↓
- ezl 9:38
- ◆泣く女の幻 心の中でこう言って、目を上げると、右手の方に一人の女が見えた。この女は悲しんで大声で泣いており、深く心を痛めていた。その衣は引き裂かれ、頭に灰をかぶっていた。
- ezl 9:39
- わたしは思い巡らすのをやめて、彼女に向かって言った。
- ezl 9:40
- 「なぜ泣いているのか。何に心を悩ませているのか。」女は言った。
- ezl 9:41
- 「主よ、私に構わないでください。泣かせてください。悲しくてしかたがないのです。私の心はひどく痛み、私はひどく卑しめられました。」
- ezl 9:42
- わたしは言った。「何をされたのか。言ってみなさい。」そこで女はわたしに言った。
- ezl 9:43
- 「あなたのはしため、私は、うまずめで三十年の間、夫と暮らしましたが子どもが生まれませんでした。
- ezl 9:44
- 私はこの三十年間、毎日、毎時間、夜も昼もいと高き方にお願いしておりました。
- ezl 9:45
- 三十年の後、神はあなたのはしため、私の願いを聞き入れられ、私の惨めな様を御覧になり、私の苦しみに心を留めてくださり、男の子を授けてくださいました。私も夫も町の人たちも皆、この子のことをとても喜び、私たちは、力ある方を大いにほめたたえました。
- ezl 9:46
- 私はこの子を大変苦労して育てました。
- ezl 9:47
- この子が成長したとき、私は息子のために嫁を迎えに行き、婚礼の日取りも決めました。
- ezl 10: 1
- ところが息子は婚姻の寝室に入ったとき、倒れて死んでしまったのです。
- ↓
BACK/TOP