検索結果（新共同訳）

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jdt 12:12

あのような女を抱かずにほうっておくのは我々の恥だ。彼女にしても、もし誘いがなければ、我々をあざけるだろう。」

jdt 12:13

そこでバゴアスはホロフェルネスの前を退くと、ユディトのところにやって来て言った。「美しい仕えめよ、どうかためらうことなくわが主君の前に出ておほめの言葉を受け、一緒にぶどう酒を飲んで楽しんでおくれ。今日こそは、ネブカドネツァルの宮殿に仕えるアッシリア人の娘のようになりなさい。」

jdt 12:14

ユディトは言った。「どうしてわが主に逆らうことができましょう。わが主のお気に召すことなら、何でも喜んでいたします。これこそわが生涯の喜びなのです。」

jdt 12:15

彼女は立ち上がり、衣服と女性らしいあらゆる飾りで装いを凝らした。はしためは先に行って、ユディトのため、ホロフェルネスの向かいの床に毛皮を敷いた。それはふだん食事をするとき、それに身を横たえるようにと、ユディトがバゴアスからもらったものであった。

jdt 12:16

ユディトはそこに入って来て、席に着いた。ホロフェルネスの心は彼女に魅了され、魂は揺さぶられた。そして、ユディトを抱きたいという激しい欲情にかられた。彼は初めて彼女を見た時から、誘惑しようと機会をねらっていたのである。

jdt 12:17

ホロフェルネスは言った。「さあ、飲んで一緒に楽しむがよい。」

jdt 12:18

ユディトは、「はい、主よ、いただきます。生まれて以来、私の中にこれほど心の高まりを覚えたのは、今日が初めてです」と言って、

jdt 12:19

彼の前で、はしためが用意したものを食べ、そして飲んだ。

jdt 12:20

ホロフェルネスは彼女を前にしてすっかり良い気持になり、一日の量としては、生まれてからまだ一度も飲んだことのないほど多量のぶどう酒を飲んだ。

jdt 13: 1

◆ユディト、ホロフェルネスの首を取る　さて、夕刻になり、ホロフェルネスの従者たちは急いで帰って行った。バゴアスは天幕を外から閉め、そばに仕える者たちをも主君の前から退かせた。皆、酒宴が長引いて疲れていたので、おのおの寝床に立ち去った。

jdt 13: 2

天幕にはユディト一人が残された。ホロフェルネスはぶどう酒を浴びるほど飲んで、寝台の上に倒れ伏していた。

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