検索結果（新共同訳）

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jdt 7:19

◆ベトリアの危機　イスラエル人は、周囲をすっかり敵に包囲されて脱出することがかなわなくなり、士気を失い、神なる主に向かって叫びをあげた。

jdt 7:20

アッシリアの全軍は、歩兵も戦車も騎兵も総動員で、三十四日間包囲を続け、ベトリアの住民のどの水がめも底をついた。

jdt 7:21

貯水池もかれ始めたため、飲み水は配給制となり、存分に飲むことのできる日は一日もなかった。

jdt 7:22

幼い子らは弱り果て、女も若者も渇きにあえいで街角や町の門の通路に倒れ伏し、もはや立ち上がる力はなかった。

jdt 7:23

そこで、民はこぞって、若者も女も子供も、オジアと町の指導者たちのところに押し寄せ、長老たちの前で大声で言った。

jdt 7:24

「神があなたがたとわたしたちの間を裁いてくださいますように。あなたがたはアッシリア人と和議を結ばなかったことで、わたしたちに多大の不義を行ったのです。

jdt 7:25

もう、わたしたちに助け主はありません。それどころか、神はわたしたちを敵の手に売り渡されたので、わたしたちは渇きとひどい消耗のため、敵の目の前で倒れていくのです。

jdt 7:26

今すぐ、彼らを呼び入れ、この町をそっくり戦利品として、ホロフェルネスの民と全軍に渡してください。

jdt 7:27

わたしたちは捕虜になる方がまだいいのです。奴隷にされたとしても、命は助かるし、それに、目の前で赤子が死に、妻や子供たちが息を引き取っていくのを見ないで済むからです。

jdt 7:28

天と地にかけて、また我らの神、我らの先祖の神なる主、わたしたちの罪と先祖の罪に応じて今わたしたちに罰を下される神にかけてお願いします。この願いのとおり、今日、必ず実行してください。」

jdt 7:29

このとき、心を一つにして集まっていた人々の間から激しいすすり泣きが起こり、やがて神なる主に向かっての大いなる叫びとなった。

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