検索結果（新共同訳）

↑　↓

sir 22:16

建物にしっかりと組み込まれたつなぎ梁は、／地震に遭っても、外れてしまうことはない。同様に、思慮に富んだ揺るぎない心は、／どんな時にも、くじけない。

sir 22:17

深い知性に支えられた心は、／滑らかな壁に彫り刻まれた飾り模様のようである。

sir 22:18

高い石垣の上に置かれた小石は、／風が吹けば、ひとたまりもない。同様に、愚か者の考えにおじける心は／どんな恐怖にも、耐えられない。

sir 22:19

◆友情　目を突くと、涙が流れ、／心を突き刺すと、感情が表れる。

sir 22:20

石を投げると、鳥は飛び去り、／友をののしると、友情は壊れる。

sir 22:21

友に向かって剣を抜いたとしても、／望みを捨てるな。まだ和解の道はある。

sir 22:22

友と口論をしたとしても、／心配するな。まだ仲直りの道はある。だが、悪口、高慢、秘密の暴露、だまし討ち、／こういうことをすると、友人は皆逃げて行く。

sir 22:23

隣人が貧しいときに、信頼を勝ち取っておけ。彼が成功すれば、お前もその幸せにあずかれる。逆境にあるときには、ずっとそばに居てやれ。彼が遺産を継げば、その分け前にあずかれる。［人はどんなときにも、貧しい境遇を軽蔑したり、／知性に欠ける金持ちを、／称賛したりすべきではない。］

sir 22:24

かまどで火が燃える前に、湯気と煙が出る。流血の前には、罵詈雑言が飛び出す。

sir 22:25

わたしは、友をかばうことを恥とせず、／また、彼の前から身を隠すことは決してしない。

sir 22:26

彼のせいで、災難がわたしにふりかかれば、／それを聞いた者は皆、彼を警戒するだろう。

↓