検索結果（新共同訳）

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sus 12

彼らは、毎日、彼女と会う折を熱心にうかがっていた。

sus 13

さて、一人がもう一方に、「さあ、家に帰りましょうか。昼食の時間です」と言った。二人はそこを出て別れた。

sus 14

ところが、二人とも戻って来てばったり会ってしまった。それで互いに理由をただし、それぞれ自分の欲望を白状することになった。そのあげく二人は、彼女が一人でいるところを見つけようと、一緒に折をうかがうことにした。

sus 15

彼らが、折をうかがっていると、彼女がいつものように侍女二人だけを伴って庭に出て来たが、非常に暑い日であったので、水浴びをしようと思った。

sus 16

そこには、隠れてのぞいている二人の長老のほかは、だれもいなかった。

sus 17

スザンナは侍女に、「オリーブ油と香油を持って来なさい。水浴びをしますから庭園の戸は閉めておきなさい」と言った。

sus 18

侍女たちはスザンナに言われたとおり、庭園の戸を閉め、命じられたものを取りに、わきの戸口から出て行った。彼女らは、長老たちには気づかなかった。彼らが隠れていたからである。

sus 19

侍女たちが出て行くと、二人の長老は立ち上がり、スザンナのもとに走り寄った。

sus 20

彼らは言った。「ごらん。庭園の戸は閉じている。だれも見ていません。わたしたちは、あなたが欲しくてたまりません。言うことを聞いて身を任せなさい。

sus 21

さもなければ、わたしたちは、『あなたが、若い男と一緒にいたので、侍女たちを下がらせたのだ』と証言します。」

sus 22

そこで、スザンナは嘆息して言った。「わたしには逃げ道がありません。もし身を任せれば、わたしは死を免れません。もしそうしなければ、今度はあなたたちの罠にかかることになります。

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