検索結果（新共同訳）

↑　↓

tob 8: 2

トビアはラファエルの言葉を思い出し、魚の肝臓と心臓を袋から取り出し、香をたいてその上に置いた。

tob 8: 3

魚のにおいが悪魔を追い払い、悪魔はエジプトの方へ逃げて行った。そこでラファエルは後を追い、悪魔を捕らえて、その場で手足を縛り上げた。

tob 8: 4

◆トビアとサラの祈り　人々は二人の部屋を出て戸を閉めた。トビアは寝床から起き上がり、サラに言った。「愛する者よ、起きなさい。二人で主に祈り、主がわたしたちを憐れんで救ってくださるように願い求めよう。」

tob 8: 5

そこで彼女も起き上がり、二人は主の救いを求め始めた。トビアは祈って言った。「わたしたちの先祖の神よ、／あなたとあなたの御名は／代々限りなくたたえられますように。天とあなたの造られたすべてのものは／あなたをとこしえにほめたたえますように。

tob 8: 6

あなたはアダムを造り、／また、彼の助け手、支え手として／妻エバをお造りになりました。そしてその二人から／人類が生まれて来たのです。そのときあなたは仰せられました。『人が一人でいるのはよくない。彼のために、彼と同じような助け手を造ろう。』

tob 8: 7

今わたしは、このひとを／情欲にかられてではなく、／御旨に従ってめとります。どうか、わたしとこのひとを憐れみ／わたしたちが共に年老いていくことが／できるようにしてください。」

tob 8: 8

二人は一緒に「アーメン、アーメン」と言った。

tob 8: 9

そしてその夜は眠りに就いた。／◆ラグエルの懸念　ラグエルは起きると、召し使いたちを呼びつけ、一緒に出て行って墓を掘った。

tob 8:10

こう思ったからである。「たぶん、トビアは死んでいる。わたしたちはまた嘲笑の的となり、辱めを受けるだろう。」

tob 8:11

墓を掘り終えると、ラグエルは家に入り、妻を呼んで、

tob 8:12

言った。「召し使いの女を部屋に行かせ、トビアが生きているか見させなさい。死んでいても、今ならだれにも分からないように葬ってしまうことができる。」

↓