検索結果（新共同訳）

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◆アレキサンドロスとその後継者　マケドニアのフィリポスの子アレキサンドロスはキッテムの地から兵を挙げ、ペルシアとメディアの王ダレイオスを粉砕し、彼に代わってまずヘラス地方に覇を確立した。

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アレキサンドロスは更に戦いを重ね、砦を落とし、各地の王の首をはね、

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地の果てまで突き進んで多くの民族の間で略奪を働いた。全地は彼の前に沈黙し、彼の心はおごり高ぶった。

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途方もなく強大な軍を組織して、諸国、諸民族、支配者たちに君臨し、彼らに貢を強要した。

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だが、やがてアレキサンドロスは病床に伏す身となった。彼は死期を悟ると、

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幼少のときから共に育てられた腹心の部将たちを呼び寄せ、息のあるうちに王国を彼らに分与した。

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こうしてアレキサンドロスは十二年の統治の後に死に、

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かの部将たちはそれぞれ、分与された地で権力を振るうことになった。

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すなわち、部将たちは彼の死後、皆王冠をいただき、その子孫が多年にわたり跡を継ぎ、地には悪がはびこることとなった。

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◆アンティオコス・エピファネスの登場　そしてついには彼らの中から悪の元凶、アンティオコス・エピファネスが現れた。彼はアンティオコス王の王子でローマに人質として送られていたが、ギリシア人の王朝の第百三十七年に王として即位した。

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この間、イスラエルには律法に背く者どもが現れ、「周囲の異邦人と手を結ぼう。彼らと関係を断ってから万事につけ悪いことばかりだから」と、多くの者に説いて回っていた。

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