検索結果（新共同訳）

　　↓

esg A: 1

◆モルデカイの夢　アルタクセルクセス大王の治世の第二年、ニサンの月の一日のことである。モルデカイは夢を見た。彼は、キシュ、シムイ、ヤイルと続くベニヤミン族の家系に属していた。

esg A: 2

モルデカイは、首都スサに住むユダヤ人であり、王宮に仕える偉大な人物であった。

esg A: 3

彼は、バビロンの王ネブカドネツァルがエルサレムからユダヤの王エコンヤと共に連れて来た捕囚の民に属していた。

esg A: 4

さて、その夢とはこのようなものであった。見よ、叫びと騒ぎ、雷と地震、そして混乱が地上に起こった。

esg A: 5

見よ、二頭の大きな竜が現れて互いに戦いを挑み、大きな叫び声をあげた。

esg A: 6

その声を聞いてすべての国民は戦いの準備をし、義の民に戦いを挑んだ。

esg A: 7

見よ、闇と暗黒の日、苦しみと憂い、虐げと大いなる混乱が地上に起こった。

esg A: 8

すべての義の民はうろたえ、ふりかかる災いを恐れ、滅ぼされることを覚悟して、

esg A: 9

神に助けを叫び求めた。その叫びは、小さい泉が、やがて水を豊かにたたえる大河となるように、大きくなった。

esg A:10

すると光が現れ、太陽が昇り、卑しめられている人は高められて、高貴な者を食い尽くした。

esg A:11

モルデカイは、目を覚まし、それが夢であったこと、神が何かをなさろうとしていることを知って、この夢を心にとどめ、何としてでもこの夢の意味を知りたいと思いながら、夜を迎えた。

↓